去る4月5日(日曜日)、札幌コンベンションセンターにて、GC社主宰によります講演会に参加してきました。札幌コンベンションセンターへ来るのは2月以来で、当時は雪も多く降り積もり、奇しくも当日は歯科医師国家試験会場だったことが思い出されます。現在は雪もすっかり溶け、日も射していましたが、まだ札幌の雪山から吹きおろされる風が冷たく、肌寒い一日でした。
講師の先生は、東京都で開業してる岡口守雄先生です。以前にマイクロスコープの講演会に参加したときに聴講したことのある先生で、語り口が非常にソフトで発表もすばらしかったことが印象に残ってたので、今回参加することにしました。
講演は、主にマイクロスコープを使った究極のMI修復法の紹介、そして会場内でマイクロスコープを使ったデモンストレーションを行い、GC社の製品 グラディアダイレクト を使った審美修復処置 ダイレクトボンディング法を実際にこの目で見てきました。他にも歯内療法の症例もご紹介したりと、修復治療のクオリティーの高さが窺えました。
MIとは、ミニマルインターベーション Minimal Interventionの頭文字をとった言葉で、最小限の侵襲による治療を意味します。保存修復(虫歯の治療)では、現在この考え方が浸透し、虫歯の部分だけを削り健康な歯質を極力残す治療法がとられてきています。
そして、今までは削った後の修復法は金属を詰めたり、被せたりしたのですが、今は必要最小限の虫歯の穴なら白いプラスチック コンポジットレジンを詰めて、健康な歯と似た色彩で修復してしまいます。MI修復は今後の保存修復治療の定番になることは間違いないかと思います。
今後は、ほりい歯科医院で行っているMI修復の治療例をこの場でお見せできればと考えています。しばしお待ちください。