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第130回日本歯科保存学会春季学術大会に参加しました

6月11日、雨の降りしきる 札幌コンベンションセンター SORA で、第130回日本歯科保存学会春季学術大会が開催され、それに参加しました。コンベンションセンターに足を運ぶのは、今年に入りこれで3回目。折りしも市内では、よさこいソーラン祭りも開催中ということで、全国から大勢の先生方が参加されたようでした。

今回は北海道医療大学歯学部の主幹により、札幌で開催だったが、休みを取って出張する手間が無い分、地元開催は大歓迎である。学会の雰囲気を知る絶好の機会とあって、北大の若手医局員も大勢参加してたのもやはり地の利というものだ。そして、私もこの日は、午前中で仕事を終え(午後は大先生にお願いしました)、午後からの参加となりました。

ポスター会場では、北海道医療大学の寺田裕先生や、岡山大学の山路公造先生堀川元先生の元気な姿が目につきました。彼らは私と同じ北大歯学部第二保存科の元医局員であり、他大学に行って研究、活躍する姿は本当に尊敬します。発表お疲れ様でした。

そんな中、ポスター発表でいくつか歯科用CTを使った歯科保存症例を見かけた。歯科用CTは主にインプラント治療の術前術後の診査・診断に使われることが殆どだが、実は普段の歯科治療での診査・診断にも威力を発揮する。レントゲンの2次元の平面では見れない映像が、3次元の立体画像である歯科用CT画像では見ることが可能だからだ。しかし、撮影には保険が適用されないことと、大学病院以外では、あまり導入されている歯科医院が少ないことが欠点か。

 

今回は11日のみの参加だったため、この日におこなわれた臨床セッションの発表と専門医教育講演を聴講して終了。あっという間であった。歯科保存学会はいつも平日開催なため、行くときは多く休みを取らないと行けず、そこが参加のしずらい学会でもある。