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やさしいレーザー治療

11月20日(日)、枯れ葉がすべて落ちた街路樹を見ながら、札幌の ㈱モリタ北海道支店 で開催された Er:YAGレーザー講習会 に行ってきました。講師の先生は、横須賀市で開業してる 津久井 明先生 です。

 

講習会のタイトルは 「他波長レーザーでは出来ないEr:YAGレーザーでの最新の歯周治療を考察する」 です。

Er:YAGレーザー は、水に非常に吸収する特性があり、昔から虫歯治療が行える唯一のレーザーとして知られています。最近になって、歯石の除去や歯周ポケット内の消毒としても非常に有効であることが認められ、今年の春の保険改定で保険適応が認められたレーザーが Er:YAGレーザー です。

 

講演の前半は、 Er:YAGレーザー の特徴、虫歯や歯周治療に使用したときの臨床例を紹介。後半は、実際にデモ機を使った簡単な実習が行われました。りんごの薄皮を除去(このとき皮の下は全く焦げていない)したり、卵の殻を円形にトリミング(このとき殻の下の薄膜が綺麗に残る)したり、歯石の付いてる歯牙で実際に歯石を取ったりしました。

 

日頃炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)を使い慣れてる身として、熱がこもらないことが大変驚きでした。熱がこもらないから歯牙に当てても平気だという点は非常に魅力的に感じます。ただし、非常にゆっくり動かすところが他のレーザーと大変異なる点でもあります。

 

講演終了後は、会場が北大周辺でしたので近所の美味しい喫茶店(北大医学部の近く)でお茶して帰りました。一緒に受講した小樽の請川先生、お疲れ様。