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アストラテックインプラント講演会に参加しました

11月30日(日曜日)、東京は都市センターホテルにて、アストラテック主催によります ASTRA TECH IMPLANTS Japan Meeting 2008 に参加しました。前日の夜は赤坂見附に宿を取ったので、ホテルからすぐ近くにあるTBS本社、赤坂サカスのクリスマスイルミネーションを見ることができました。ただ雪が舞う北海道とは違い、東京は紅葉の終わり頃だったのでまだ秋を感じることができました。

写真は当日の会場風景(アストラテック社の方のご好意により撮影しました)

 

 

アストラテックインプラントの講習会は全国的に数が多く、講師の先生方も非常に多いため、今回の大会はその講師陣が一同に集まり演者や座長をなさるという貴重な講演会だったように思います。会場は2手に分かれており、歯科技工士や歯科衛生士の講演セッションも同時進行して行われた非常に内容の濃い大会でした。朝から会場は人でいっぱいだったため、午前中のセッションは最前列での聴講となりました。

 

様々な症例を拝見することができましたが、特に上顎洞に対するアプローチはいろいろと考えさせられます。適応症拡大の一助になる方法ではありますが、高い侵襲性などから術後の管理も大変で、治療の難易度は当然高いと思います。しかし、上顎臼歯部にインプラントをするうえで、いずれは避けては通れない治療法だと感じます。そして、診査・診断でもデンタルCT装置を使用することが当然の様になりつつあります。3D画像で顎骨を診査することは、術前の診断に役立ち、しいては安全に施術が行えてとてもすばらしいことだと思います。

 

最後のセッションMaintenance Focusは、アストラテックの方がお勧めしてたセッションでした。聴講して思ったことは、長くインプラントを維持していくことは天然歯以上に術後管理していかなくてはならないという認識を改めて再考させられました。インプラント治療は施術前の診査、診断から始まり、実際の施術を経て、術後のメンテナンスへと続きます。歯科医師として患者様との関係は決して途切れることがありません。咬合の不調、インプラント周囲炎、そういった術後疾病をいかに早期発見していくか、今後のインプラント治療をしていくうえでその一助を得ることができた大変満足のいく大会だったと思います。