今回はホワイトニング後の歯質強化と再石灰化についてご紹介します。
ホワイトニングが終わった直後の歯面は、微細な隙間が空いた状態になっています。そこで、その微細な隙間に歯の強化につながる薬液を使うことで歯質の強化が行えます。
その代表的な歯質強化法はフッ素の塗布です。これは、一般的に用いられている方法ですが、ホワイトニング後はさらに効果的です。また知覚過敏予防にもなりますので、ほりい歯科のホワイトニング後には必ずフッ素を塗布しています。
また、歯の再石灰化を期待したジェルやペースト（CCP-ACP成分）を塗布することも効果的です。
さらに、歯科医院専用の歯面研磨剤でも積極的な歯質の再石灰化効果が期待される リナメルという歯面研磨剤があります。
リナメルとは、歯の成分と同じハイドロキシアパタイト（HA)を主成分とした歯面研磨剤で、歯の微細な隙間や凹凸などに細かい粒子（ナノ粒子）が入ることにより、歯の深部から再石灰化を促してくれる優れものです。
ホワイトニング後の歯面は、歯の微細な隙間にあった汚れがキレイに無くなった状態なので、この時リナメルを使用するとさらに歯の深部からの再石灰化がが期待されます。
もちろん、フッ素も歯質強化が期待されます ので、ぜひホワイトニング後に塗布することをお勧めします
