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第12回 ホワイトニング後の色の後戻り

最近、ホワイトニングを終えて数年経過した患者様のメンテナンスを診る機会が増えてきました。ホワイトニング終了から数年が経過すると、若干黄ばんで見える 色の後戻り という現象が目につきます。

 

残念ながら、ホワイトニングには 色の後戻り があります。

 

その原因は、歯の微細な隙間に入り込む汚れが再び付くからです。ホワイトニングで汚れを溶かし、しばらく経つとまた歯の微細な隙間に汚れが溜まり、再び黄ばみとして色が目につきます。歯は毎日食物を噛む器官なので、食べ物から付く汚れや着色はある意味仕方の無いことです。

 

オフィスホワイトニングの場合、白くなるのが早い反面、後戻りも早く、通常6ヶ月の間隔でフォローするためメンテナンスが欠かせません。

 

しかし、ホームホワイトニングの場合だと、白くなるのもゆっくりですが後戻りもゆっくりで、1年経過しても殆ど後戻りの目立たない状態を維持できます。

毎日の食事や嗜好品(ワインやコーヒー、紅茶 etc・・・)の摂取頻度で、色の後戻り は大きく変わります。やはり定期的に色のチェックを行うことをお勧めします。

 

そして、使用しなかったホワイトニングジェルが残っていたとしたら、冷蔵していれば約2年間保存可能なので、黄ばみが気になりだしたら再びホームホワイトニングを開始してもかまいません。ですが、やはり歯科医院で色のチェックを行うことをお勧めします。