先月末のことですが、5月27日(金)、28日(土)の二日間、福岡市 福岡国際会議場 で開催された 第54回日本歯周病学会春季学術大会 に参加しました。九州地方は台風2号の接近で両日ともあいにくの雨模様でしたが、会場には大勢の方が来て盛大に開催されました。
会場の外はすぐ海で近くに波止場もありました
学会場に到着するなり、私の師匠であり今大会大会長を務めた 坂上竜資教授 との再会を果たしました。しかし、歯科衛生士セッションに入り切らない 歯科衛生士 を入れるためのサテライトを急遽作るとのことで、朝から大変忙しそうでした。昨今の歯周病学会はとにかく 歯科衛生士 の参加が目に付きます。歯周病学会認定の歯科衛生士 制度が新設されて以来、一気に 歯科衛生士 の参加者が増えたためだと思います。忙しいなか私の相手もしてくれた 坂上教授 に感謝です。
さて、今大会のもう1つの特色は2日目に行われたブラキシズム関連の特別講演とシンポジウムだと思います。ブラキシズムとは、通常の噛むちからとは異なり、無意識に行う異常なかみ締め癖のことをいい、強いかみ締め癖があると歯周病を悪化させることがあるので、歯科臨床家の頭を悩ませるファクターの1つだと思います。今大会では、午前中の特別講演で 坂上竜資教授 が座長を務め ブラキシズムの診断とバイオフィードバック療法 について、午後は、加藤熈北大名誉教授 が座長を務め、その治療と対処法を著名な先生方をお呼びしてシンポジウムとディスカッションがなされました。私自身の大学院の研究テーマも、ブラキシズムだったので、興味深くて大変参考になりました。
学会終了後は、離れていた元医局員の先生方とも再会を果たし、楽しい博多の夜を過ごすことが出来ました。翌日、台風で飛行機が飛ばない恐れがでた同期で名古屋の富田君に帰りの新幹線の切符代を少しカンパしましたが、後日、彼の 自家製特性ソーセージと奥様の温かいお手紙 を頂戴し、大変嬉しかったです。
天候が悪いなか、大勢の先生や衛生士さんが来ていて、大変盛り上がった大会だったと思います。