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第10回 ホワイトニング後の修復処置

ホームホワイトニングが無事終了したあと、以前に詰めていた修復物(コンポジットレジン)や被せた歯(差し歯)の色がどうも合わないケースがあります。コンポジットレジンや差し歯などの人工物は、ホワイトニングで白くできまません。

 

このようなケースでは、ホワイトニング後に白くなった天然の歯に合わせて詰め替えたり、被せ直したりすることで周りの歯と目立たなくさせることをお勧めします。

ホワイトニング終了時です。もともと矯正治療をされていた方で、3箇所コンポジットレジン修復がなされ、3箇所エナメル質に限局したカリエスが認められました。

ホワイトニング終了から1ヶ月が経過してから、上記の6箇所についてコンポジットレジン修復をやり直した写真です。

 

ホワイトニング終了直後は、エナメル質に対する接着力が低下するため2週間以上おいてからコンポジットレジン修復を行うことをお勧めします。

 

ホワイトニング後のコンポジットレジン修復は色あわせがし易く、審美的にも非常に効果的です。ただ、ホワイトニング後の修復処置は保険適用外なため、あらかじめ治療計画を立ててから行うことをお勧めしています。